小中高生のインターネット利用による危険性

どうも皆さんこんにちは。

今回は小中高生がインターネットを利用することにより、どういう利便性や、危険性があるかというものについて、文章ばっかりではありますが、この僕(中学生)の視点から書いていきたいと思います。

 

さて、このサイトを見ている方が学生の方であれば、中学生になった、もしくは、高校生になった時などに親などから、スマートフォンを購入してもらったという方が多いと思います。僕の中学生の周りには、テストの点がよかったから、親が買ってくれたー。など言っている人もいました。しかし、ある日突然家にスマートフォンがやってきた場合、当然、スマートフォンの使い方がわからないまま、設定をしたりしている人が大半かと思います。まずはそこから注目していきましょう。

 

最近では、大半の人がスマートフォンを買ったらまず初めにアプリを入れるのがLINEだと言っている人が多いです。しかしこの時の初期設定に出てくる電話帳同期をOFFにしないまま、次へ進む人がいますが、それは、OFFにしておいたほうがリスクは減ります。電話帳同期をONにしてしまうと、自分が契約する前に、契約していた他人の電話番号の情報がそのまま入ってくるため、見知らぬ人が勝手に追加されたりすることがあります。最近では、090から始まる電話番号が足りない上に080も足りないという事態になってきました。するとやはり、新規の電話番号ではなく、使いまわしの電話番号が自分に振り分けられる可能性が大きい時代へとなってきました。そのためにも、電話帳の同期はOFFにすることお勧めします。

 

また、携帯で使うものは、LINEだけではありません。もちろんその他のSNSを利用することも多いかと思います。最近の中学生では、TwitterやVine、mix channel、Instagramなど、が人気となっています。しかし、SNSに投稿した内容は消せなくなる確率が高くなっています。中は、「一度投稿しても、投稿自体を削除できるから大丈夫じゃないの?」という人もいます。確かに、Twitterなどでは投稿を一度しても消せる機能はありますが、その投稿した内容がもしも、炎上などした場合は、即ほかのサイトなどに転載され、発信元自体は消しても、ほかのサイトは消えなくなってしまいます。そしてこれは同様に、YouTubeの動画や、Vine、mix channelその他いろいろでも起こる可能性があります。もちろん、親の世代などには、インターネットなんて存在しませんでした。なので、いわゆる、「黒歴史」を作ったとしても、周囲に広まるだけで、しばらくすれば収まるようなものでした。しかし、それをインターネットに置き換えると、大変なものになります。実際インターネットが普及し始めたのも15年ぐらい前で、今は普通に利用できていますが、僕たちの世代は、ある意味、インターネットを先駆けて利用している世代だと考えてもいいものだと思います。だから、インターネットはこれからもよりもっと普及するのです。だから、この時から、インターネットで炎上などを起こしてしまうと、自分の子供、そして孫などにも記録を残してしまうことになるのです。また、最近ではなぜか、一度アカウントを作ると、一生アカウントだけ残ってしまうSNSサイトも増えてきました。たとえば、mix channelなどもそうです。自分が大人になって消したいと思っても消せなくなり、大勢に広めてしまうことにもなります。そう思うとある意味、玄関に、人の愚痴や、不適切なことを紙に書いて貼っているようなことと同じようになっています。だからこそ、投稿をする前にこれは本当にいいものなのか、と心に聞いてから落ち着いたときに投稿するようにしましょう。

 

以上のように、SNSに投稿したものが後先、サービス終了までは残ってしまう可能性があることがお分かりいただけましたでしょうか。実は、過去に炎上したり消えなくなってしまったものは、子供の将来の就職にも響いてきます。というのも、最近では、大きい企業などでは、必ずと言っていいほど、就職面接に来た人の名前をSNSや検索エンジン(Yahoo!やGoogleなど)で調べているところも増えてきました。もし、過去の炎上したものや、一度黒歴史を作ったものは、検索に引っかかるため、それを見た企業の担当者は、落とす可能性が大となります。だからこそ、今、Twitterやそれ以外の場所で少しでも怪しいと思う投稿をしている場合は、すぐに削除することをお勧めします。

 

あと、SNSサイトを利用するときは必ず、IDとパスワードを覚えておきましょう、そうしなければ、先ほども言ったようにアカウントを消せなくなる確率も高くなります。かといって、パスワードの使いまわしをしていると、1つのSNSサイトでパスワードなどが流出すると、犯人は、不特定多数のSNSサイトで、同じパスワードで使っている人がいないか、調べます。そして、利用者が、そのサイトでもパスワードを使いまわししていたならば、必ず乗っ取られることにもつながります。だから、パスワードなどを紙に書いて自分だけが知っている場所に保管することのほうが意外と安全です。

 

SNSの危険と言えばこれだけではありません。例えば、家で、かわいいペットの写真や撮影自撮り写真をスマートフォンなどで、撮っている人もいますが、その写真1つ1つにはGPSの位置情報も一緒に保存されているのです。ということは位置情報付きの写真をSNSサイトなどにアップしてしまうと、見た人は、自宅などの位置がわかってしまい、ストーカーなどの被害にもつながる可能性があります。また、最近では位置情報付きの写真をSNSサイトにアップロードしても、位置情報だけを自動的に削除してくれるSNSサイトも増えましたが、中には写真に写っている風景や、太陽の方向だけでも、居場所を特定してしまう人もいるので、撮影をする際は、周りに特定されそうなものがないか確認しましょう。あと、位置情報については、設定より、OFFにすることもできるので必ず設定するようにしましょう。

 

今までは、中高生を中心に見てきましたが、次は小学生などもいていきましょう。

実は、最近では、小学校高学年の子だけでなく、低学年、さらには幼稚園の子まで、インターネットの利用率が増えてきています。僕がびっくりしたことは、小学2年生でも実際、Instagramを使う子がいるということです。今、それを聞いて、「まさか。そんなことありえないだろう。低学年や幼稚園の子が使いこなせるわけないだろう」なんて考えている人も多いかと思います。しかし、僕はあくまで、パソコンやスマートフォンの利用が・・・とは言っていません。ではなぜインターネットを利用している子が増えているのかいというと、ヒントはゲーム機、や音楽プレイヤー(iPod touchなど)にあります。実はここ最近、例えばゲーム機などでもインターネットが利用できるようになっているからです。もちろん、15年以上前にも、インターネットを利用してできるゲーム機なんてものは少しあったものの、ほぼ、マニア向けなどでした。しかし今はそうではありません。家にWi-Fiさえあれば、少しの設定で簡単にできてしまうようになってしまいました。親御さんのなかには、「パソコンだったり、タブレットだったりだと、少し不安だが、ゲーム機であれば、ソフトだけでしか遊べないから大丈夫だろう」なんて思っている人ももしかすれば、いたかもしれません。でも特に任天堂で昔あった「DSi」が出てきた時ぐらいからは、急速にインターネットに接続できるゲーム機が増えてきました。そして、それに比例するかのようにゲーム機をインターネットに接続することによって、被害を受けた子供も増えてきました。例えばその例として、子供が、ゲーム機をインターネットに接続して、ソフト購入したうえでダウンロードして遊びたいから、ということで、親は、クレジットカードを使ってダウンロードしてあげたのですが、一度ゲーム機に入力してしまうとその情報が保存されてしまうため、2回目以降からは、クレジットカード情報を入力しなくても、すぐに購入できてしまうため、子供も訳が分からず、いっぱいダウンロードしてしまい、多額の請求が来たという事例もあります。だから、最近ではCMで保護者が設定をするようにと呼びかけられているのですが、このことがあったからなのです。

また、それだけでなく、最近では、ゲーム機をインターネットに接続すると、そのゲーム機で撮った写真をインターネット上にアップロードすることも可能になったため、知らない人に自撮り写真を送れと言われ、ゲーム機だからとついつい安心して送ってしまい、送ってしまうとその写真をばらまかれてしまうこともあります。だからこそ、親御さんも子供のゲーム機をしっかり管理して、管理の届くうえでゲームをさせることをお勧めします。

 

これ以外にもまだまだあります。最近では、街中で公衆無線LANなるものが増えてきました。つまり言えば、街中でも簡単にWi-Fiに接続できるようになってきたというわけです。実際、お店などにも、「Wi-Fi使えます」なんて言うステッカーを貼っているところも多くなりましたが、実はそこが非常に危険で、これは、子供だけでなく、そこに接続できる電子機器をもった親御さんたちにも言えることです。通常、家の無線LANといえば、接続するときにパスワードがいる機器がほとんどかと思いますが、お店などに設置してある、公衆無線LANの場合、多くの人に利用してもらうためにも、接続する際にパスワードのいらないところも多いわけなのですが、そうなっていると、お店の外にいる人たちも簡単に接続できてしまうわけなのです。ということは、外から、悪意を持ったものがお店の中で利用している人の電子機器の情報を傍受して、外部に流出してしまうことがあるわけです。もちろん、それを大人が知っている場合はいいのですが、親自体も知らなければ、子供にも教えることができないために、安易的に子供もスマートフォンなどで、公衆無線LANに接続して、アカウントの情報が外部に漏れたりすることもあります。

流出しないためにも、お店の中だけで、無線LANのパスワードを掲示しているとこなどで、利用するように心がけましょう。

 

残りあと1つですが、中高生の中では、アダルトサイトを閲覧する人もいますが、そのサイトの周りに出ている、広告には、危険がたくさんあります。例えば、それをクリックするだけで、コンピューターウイルスに感染したり、情報を抜き取られたりします。あと、広告を間違えて押しただけで、相手に電話を発信してしまい、非通知でない限り、相手に電話番号を知られてしまうため、電話を何度もかけられたりすることがあります。また、そういうサイトには、広告だけでなくサイト自体が悪意をもっている場合もありサイトを見ただけなのに、多額の請求画面が出てきて、画面が戻れなくなったりしたりすることもあります。ただし、この場合は、もちろんお金を払わないようにし、相手にも電話をしないようにすることが一番なのですが、もしも少しでも気になることがあれば、親にすぐ言って消費者センターや、警察に相談するようにしましょう。

 

そして最後になりましたが、僕は決して、インターネットを利用することは危険すぎるから、利用しないほうがいいとは思っていません。この先の未来がある子供たちには、必ず将来の仕事の中で、コンピューターやインターネットが必須になり、手放せないようなこととなっています。だからこそ、今の時代から、パソコンなどに触れあったうえで、以上のような、危険性があることを十分に小さい時から、理解さしておくことが大切だと思っています。また、最近では、パソコンではなく、スマートフォンを利用している人が多くなって来ています。それは、もちろん持ち運びが簡単で、利用しやすいからだと思いますが、意外とパソコンとスマートフォンはおんなじインターネットでも利用方法が異なっているのです。例えば、文字の入力方法でも、スマートフォンの人はフリック入力などが多いと思いますが、パソコンは実際キーボードです。だから、いざ仕事の時になると、ローマ字がわからないや入力に手惑い時間のかかるようになるかもしれません。また、スマートフォンは、主に娯楽(ゲームなど)やYouTubeやSNSの利用の方が多くなっている人も多いと思いますが、いざ、仕事のパソコンになると直感的だったスマートフォンとくらべ、ファイル管理や、Word、Excel、PowerPointなどの利用が多くなってきます。だから、子供の時から、スマートフォンやタブレットでなく、パソコンなどからSNSにログインして、もキーボードを使っての入力や、PowerPointなどで自己表現ができるよう練習しておくことも忘れないようにしてください。

 

パソコンは楽しさ無限大です!だからこそ、使い方をしっかり勉強して、いいインターネットライフを送ってください。

2016/10/23

瀬部 嵐